ボディートーク施術士のジョニーこと、関正晃です。
11月は、Dr.ケリー・ダンブロジオによる「バイオダイナミクス/生体力学」という内容の学び直しを行なっていました。
ケリー先生は、
・アスレチックトレーナー
・ 理学療法士
・ 鍼灸師
・オステオパス
上記の資格を持ち、様々な手技療法やセラピーを学び実践されている治療家です。
ケリー先生の詳しいプロフィールはこちら
(リンク先:一緒にプロジェクトを行なっているサピエンシスボディケアさんのHP)
ダンブロジオ・インスティチュート(DAI)という自分の団体もあり、治療家として、施術家として、講師として世界に貢献しています。
そんなケリー先生はボディートークのシニアインストラクターでもあります。
バリバリの手技療法のプロフェッショナルであるケリー先生が、ボディートークという意識やエネルギーの領域にアプローチする施術に出会ったのは、鍼灸学校に通っていた頃。
そこで、ボディートークの創始者、Dr.ジョン・ヴェルトハイムに出会ったそうです。
初めの頃は、ボディートークに対して「馬鹿げている」と思ったそうです。
しかし、姿勢や可動域の評価など用いて比較すると、ボディートークを行う前にあった身体の制限が、セッション後まるで溶けてなくなったように消えてしまう。
それをなかなか受け入れられず、
「クローゼット(隠れ)ボディートーカー」として、ひっそりとやっていた時代もあったそうです。
だけど、膨大な臨床を積み上げる中で、それを乗り越え、今や対面クラスだけでなく、Zoomで各国の施術士と繋がりボディートークのセミナーを行なっているケリー先生。
ついには「エネジェティックバランシング」というモダリティを開発。
逆に、ジョン先生からボディートークのクラスの中で、みんなにそれを教えてあげて欲しいと要望を受ける形で自分の団体だけでなく、国際ボディートーク協会でも教えています。
さて、
前置きが長くなりましたが、そんなケリー先生が今回レクチャーされた「生体力学」
このモジュールは、身体のエネルギーシステムと肉体的機能を統合する様々な手法を学ぶクラス。
五行(木・火・土・金・水、5つの要素)のバランス
衛気(ウイルスなどの外敵やその他の環境的要因から身を守る気のバリア)の強化・統合
筋骨格系や横隔膜、特定の臓器などの調整
呼吸サイクルの改善
「心身」という言葉があるように体と切り離すことのできない心の感情へのアプローチ
etc.
また、「パフォーマンスセッション」という、試験や手術(出産も)、試合、プレゼン発表etc.
特定のイベント時に、自身が持っているパフォーマンスを最大限発揮できるようにするためのセッションもアップデート。
オステオパシーやスポーツ医学の概念も盛り込まれていたり、自然治癒力だけでなく、自分のパフォーマンス発揮までアプローチできたり、改めてボディートークの可能性を再認識させられる8日間のZoomクラスでした。
ケリー先生が住んでいるアメリカのフロリダとの時差の関係で、日本時間で午前から昼にかけて行う代わりに開催期間が4日間✖️二週と長いのですが、ゆっくりじっくり再受講できたのは、改めてクライアントさんへ提供する上でもとても有益でした。
そして、ケリー先生の施術に対して、自分が見ていて感じるのは、とてもひとつひとつのアプローチ先に対する観察がとても丁寧なこと。
鋭敏な五感を働かせ、どう感じるかをある意味とても味わっている感じ。
「本質はシンプル」という言葉があるけど、ケリー先生の施術もそんな印象を受ける。
いろんなセッションを見たいという僕の興味もあり、様々なボディートーク施術士・インストラクターのセッションを受けたり、観察してきたけど、バランスを取る項目の数自体は、ケリー先生の場合、かなり少ないイメージ。
本当にシンプル。そして、とてもパワフル。
必ずしも、たくさんバランスを取ればいいという訳ではないということ。
(少なければいいというわけでもないけど)
結局のところ、そこも施術者の頭脳で判断せず、ボディートークの基盤となる概念
インネイトウィズダム(天性の知恵)に傾聴し観察するだけ。
今回の学び、そして実践を行なっていて、肉体への統合という側面がより変わってきたなと感じています。
ボディートークは「トップダウン」の因果関係を認識して施術しています。
それについて話すと長くなるので、今回はここまで。
さて、12月の予定は以下の通りです。
12/7(土)
9:00〜、11:00〜、18:00〜、20:00〜
12/15(日)
18:00〜、20:00〜
12/30(月)
9:00〜、11:00〜、18:00〜、20:00〜
12/31(火・大晦日)
9:00〜
今年は30日、31日もお試しで設けました。
年越し前にボディートークを受けて、新年に備えてみるのもいかがでしょうか?
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